日本取引所グループ(JPX)が公表する東証33業種には、「その他製品」という業種があります。
名前だけではどのような企業が含まれるのか分かりにくい業種ですが、実際には任天堂やアシックス、バンダイナムコホールディングスなど、日本を代表する企業も含まれています。
この記事では、「その他製品」の特徴や構成企業のデータなどを紹介します。
「その他製品」の特徴と、データとしてみる時の注意点
「その他製品」は、多種多様な製造業が入っています。例えば、ゲーム、玩具、オフィス関連機器・用品、印刷など、すでにある他の業種に分類しにくい製品を製造する製造業がここに入ります。代表的な企業は任天堂です。
そのため、事業内容や成長性が大きく異なる企業が同じ分類に入っているという特徴があります。
したがって、調べたい銘柄がこのセクターに属している時、業種平均のPERやPBRが参考にならないかもしれない点に注意する必要がありそうです。下記に紹介する通り、構成ウエイトは任天堂だけで4割以上を占めているため、業種全体の平均データを見ても、必ずしも「その他製品」に属するすべての企業の実態を表しているとは言えません。
直近のデータ、構成企業
JPXが毎月公表している「規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧」の2026年6月分のデータでは、「その他製品」に分類される企業数は、
・プライム市場37社
・スタンダード市場59社
・グロース市場6社
となっています。
プライム市場に上場している企業数が1540社。1業種の平均は46.6社で、極端に多いわけでも少ないわけでもありません。
出典:JPX「規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧」
また、2026年5月29日公表の「東証業種別株価指数(その他製品)」(JPX)によると、
業種内の時価総額は、
合計 22兆6,754億円
最大 9兆2,013億円
最小 162億円
平均 5,669億円
中央 1,231億円
上位の構成銘柄(ウエイト)は、
任天堂(43.62%)
アシックス(18.16%)
バンダイナムコホールディングス(9.42%)
大日本印刷(5.83%)
TOPPANホールディングス(5.39%)
ヤマハ(1.76%)
テクセンドフォトマスク(1.66%)
コクヨ(1.58%)
タカラトミー(1.51%)
リンテック(1.22%)
となっており、この10社で90.15%、任天堂だけで4割以上を占めています。
出典:JPX「東証業種別株価指数(その他製品)」
業種別PER/PBRをチェック
KABU Labでは毎月、JPXが公表する東証33業種の平均PERとPBRを、プライム・スタンダード・グロースそれぞれに分け、前年比・前月比とともに取りまとめています。データはこちらからご覧ください。
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