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【決算情報分析】株式会社ダイセル(Daicel Corporation、42020)

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ダイセルの会社概要や過去の決算データ、配当の推移などをまとめます。

 

会社概要

ダイセル(Daicel Corporation、42020)
設立年月日:1919/09/08
本社所在地:大阪
上場年月日:1949/05/16
証券コード:42020
ISINコード:JP3485800001
旧市場区分:第一部
新市場区分:PRIME
業種:化学
決算期:3月31日
売買単位:100
時価総額:2,632億5,719万(2022年2月23日時点)
IR情報:https://www.daicel.com/ir/

 

企業メッセージ

以下、企業ページからの抜粋となります。

株主・投資家の皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の社会全体への影響が依然続いておりますが、一日も早い収束と皆さまの平穏な生活の回復を心より願っております。

2021年3月期の世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動停滞に一部で持ち直しの動きがみられたものの、期末にかけて半導体不足や北米寒波による石油化学製品の不足など、先行き不透明な状況のうちに推移しました。このような環境の中、期の前半にコロナ禍による需要低迷の影響を受けましたが、当社グループでは、徹底したコストダウンに取り組むとともに、自動車生産などの需要回復による販売機会を着実に捉えることで、期の経過とともに業績を回復させてまいりました。2021年3月期の業績は、前期と比較し減収となったものの、利益面では増益となりました。

また、2020年6月に策定した新しい長期ビジョン「Daicel Vision 4.0」、中期戦略「Accelerate 2025」の下で、コロナ禍対策と企業体質の強化を進めながら、ポリプラスチックス株式会社の完全子会社化を実現しました。さらに、これら戦略の具体化を進めながら、コロナ禍による変化も加味したより詳細な経営目標を、「Accelerate 2025-Ⅱ」として策定し、当社グループの考える循環型社会構築への道筋をお示しするとともに、全社的な経営指標を定め、それにつながる各事業分野における具体的な取組課題を明確にしました。

www.daicel.com

 

 

売上高の推移

2021年(通期)の売上高は、3,935億6,800万円で、前年度からの増減額は、-192億5,800万円となりました。

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2019年6月~2021年12月(各期)の売上高は、以下のグラフをご覧ください。

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利益の推移

2021年(通期)の営業利益は、317億2,300万円で、前年度からの増減額は、+20億7,900万円となりました。

営業利益率は、8.1%と、前年度の7.2%から改善しました。

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2019年6月~2021年12月(各期)の利益は、以下のグラフをご覧ください。

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純利益は、197億1,300万円で、前年度からの増減額は、+147億3,500万円となりました。

EPSは、65円で、前年度からの増減額は、+50円となりました。

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2019年6月~2021年12月(各期)の純利益とEPSの推移は、以下のグラフをご覧ください。

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キャッシュフローの推移

2021年(通期)の営業キャッシュフローは、578億6,900万円で、前年度からの増減額は、+6億7,600万円となりました。

営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー/売上高)は、14.7%と、前年度の13.9%から改善しました。

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フリーキャッシュフローは、236億4,900万円で、前年度からの増減額は、+123億2,000万円となりました。

フリーキャッシュフローマージン(フリーキャッシュフロー/売上高)は、6.0%と、前年度の2.7%から改善しました。

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配当の推移

2021年(通期)の1株当たり配当金は、32円で、前年度からの増減額は、-2円となりました。

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ダイセル(Daicel Corporation、42020)の分析まとめ

2021年(通期)の売上高は、3,935億6,800万円(前年度比-192億5,800万円)、営業利益は317億2,300万円(前年度比+20億7,900万円)、純利益は197億1,300万円(前年度比+147億3,500万円)と、減収増益となりました。