任天堂株式会社の会社概要や過去の決算データ、配当の推移などをまとめます。
会社概要
任天堂(Nintendo Co.,Ltd.、7974)
設立年月日:1947/11/20
本社所在地:京都
上場年月日:1983/07/21
証券コード:7974
ISINコード:JP3756600007
市場区分:第一部
業種:その他製品
決算期:3月31日
売買単位:100
時価総額:6兆6,921億4,957万(2021年10月15日時点)
IR情報:https://www.nintendo.co.jp/ir/
企業メッセージ
以下、企業ページからの抜粋となります。
社長メッセージ
株主・投資家の皆様へ
私たちは「娯楽を通じて人々を笑顔にする会社」として、どなたにでも直感的に楽しんでいただける「任天堂独自の遊び」を提供することを目指しています。この独自の娯楽体験を実現するために、ハード・ソフト一体型のゲーム専用機ビジネスを経営の中核に置き、どのような娯楽でも「いつかは必ず飽きられてしまう」という考えのもと、世界中のすべての人々に向けて独創的な商品やサービスの提案を続けていきます。
ニュースリリース
2021年3月18日(木)にユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいて、『スーパー・ニンテンドー・ワールド』が開業され、任天堂の顔でもあるマリオの世界観が現実の世界で楽しめるようになったことは記憶に新しいですが、今回「ドンキーコング」をテーマとした新エリアが2024年に開業予定であることが明らかになりました。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは新型コロナウイルスの影響で長期間の臨時休業をするなど、業績に大きなダメージを受けていますが、新型コロナの収束と「ドンキーコング」をテーマとした新エリアのオープンをきっかけに来場者数が増加すれば、任天堂にとっては、ゲーム以外の売上増加が見込めます。
また『スーパー・ニンテンドー・ワールド』を通じて、ゲームに興味が無かった層に対して任天堂の魅力をアピールするきっかけになるのではないかと考えられます。
以下、企業ページからの抜粋となります。
2021年9月28日
各位
任天堂株式会社
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの
『スーパー・ニンテンドー・ワールド』をエリア拡張
2024年の開業を目指し、
「ドンキーコング」をテーマとした新エリアが誕生任天堂株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:古川俊太郎)は、合同会社ユー・エス・ジェイ(本社:大阪市此花区)が運営するユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいて、2021年3月18日(木)に開業した『スーパー・ニンテンドー・ワールド』が拡張され、「ドンキーコング」をテーマとした新エリアが2024年に開業予定であることをお知らせいたします。
売上高の推移
2021年(通期)の売上高は1兆7,589億1,000万円と、前年度比+34.4%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+21.0%となりました。
2018年6月~2021年3月(各期)の売上高の推移は、以下のグラフをご覧ください。
利益の推移
2021年(通期)の営業利益は6,406億3,400万円と、前年度比+81.8%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+60.2%となりました。
営業利益率は36.4%と、前年度の26.9%から改善しました。
2018年6月~2021年3月(各期)の利益の推移は、以下のグラフをご覧ください。
純利益は、4,803億7,600万円と、前年度比+85.7%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+57.4%となりました。
EPSは4,033円と、前年度比+85.7%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+58.0%となりました。
2018年6月~2021年3月(各期)の純利益とEPSの推移は、以下のグラフをご覧ください。
キャッシュフローの推移
2021年(通期)の営業キャッシュフローは6,121億600万円と、前年度比+76.0%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+89.5%となりました。
営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー/売上高)は34.8%と、前年度の26.6%から改善しました。
フリーキャッシュフローは4,755億7,300万円と、前年度比+198.5%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+48.4%となりました。
フリーキャッシュフローマージン(フリーキャッシュフロー/売上高)は27.0%と、前年度の12.2%から改善しました。
配当の推移
2021年(通期)の1株当たり配当金は2,220円と、前年度比+103.7%、過去3年間のCAGR(年平均成長率)は+65.6%となりました。
任天堂(Nintendo Co.,Ltd.、7974)の分析まとめ
2021年(通期)の売上高は、1兆7,589億1,000万円(前年度比+34.4%)、営業利益は6,406億3,400万円(前年度比+81.8%)、純利益は4,803億7,600万円(前年度比+85.7%)と、増収増益となりました。
コロナ禍で、苦境に立たされている企業が多い中、おうち時間の増加をきっかけにゲーム業界全体が好調となっています。
新型コロナウイルスの収束後、ゲーム業界の売上は現在よりも低下すると予想されますが、まだまだ収束は期待できない事をふまえると、しばらくの間はゲーム需要が増えていくと考えられます。また、今回の巣ごもり生活を機に、初めてゲームに手を出した方も多いことでしょう。
人々の生活スタイルが変わりつつある中で、ゲーム需要がどのように変化していくか、今後も注目していきたいと思います。